Shared Custody(共同親権)

​オピニオン

Shared Custody

(共同親権)​オピニオン

<Vol.1>Voice Message from

参議院議員 嘉田 由紀子 さん
(2020.07.31 インタビュー )

①当会は母親当事者から共同親権の声を上げること運びとなりました。嘉田さんのお気持ちをお聞かせください。

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 今、共同親権に表向き反対している人の多くは女性、母親側です。共同親権になると、DV夫から逃げられず危険、という主張です。実は今の夫婦間DVは妻から夫へという加害も少なくありません。また連れ去りも、妻が子どもだけでなく、夫側、夫家族側からの連れ去り(あるいは母親追い出し)も多いです。それ故、まさに男女ともが、DVの加害者にもなれば連れ去り当事者にもなる。

 そのような状況のなかだからこそ、連れ去られた当事者として(追い出された当事者として) の母親の声が重要だと思います。

②嘉田さんの、共同親権へ向けたお考えについてお教えください。

 今、結婚した三組に一組が離婚し、毎年21万人もの未成年の子どもが親の離婚に直面。去年、日本では少子化の影響で、86万人しか生まれておりません。つまり4人に1人の子どもが親の離婚に直接している。しかも120年以上前に決められた明治民法の遺制で、離婚後は父子、母子どちらかが引き離される法的仕組みとなっている。これは子どもの願いや人権、つまり経済的安定や両親から愛情を持って育てられるという人権も侵されている。世界の先進国は、過去30-40年の間に、離婚しても子どもの人権を守るための法改正がなされています。

 今、日本では離婚後の子どもの声を代弁できる、代弁している政治家が少なく、これは私のライフワークの一つであり、全力で民法改正のために働きたいです。

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③昨今の共同親権をめぐる社会情勢について、嘉田さんはどのようにお考えでしょうか?

 まず、離婚後の子どもが経済的、精神的に保護されず、片親の所有物のように苦しまされている、という実態がほとんど社会的に知られていない。知らされていない。離婚後の片親親権も、昔からの習慣で疑いを持たない。しかし世界的にみて、日本の子どもが置かれた無法状態は異常であることをもっと訴える必要がある。ハーグ条約の不履行と世界から非難されているのが日本です。

 最近30歳で亡くなられた有望な俳優の方も、4歳で、母親に連れられ、父親からひきはなされた片親ロス、父親ロスなどで苦しんでいたのでは、と言われています。そして近年は母親の支配力から逃れようと苦しんでいたとも聞きます。彼もある意味、片親親権の被害者ではないでしょうか?そのような例は無限にあります。

 片親を強要する日本の民法は、家族破壊の根幹的問題であることをもっともっと社会に知ってもらう必要があります。子どもは生まれる親も時代も国もえらべません。子どもの幸せづくりは大人の責任です

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④母親・父親当事者は、子どもに会えないという解決が難しい困難な問題に直面しております。嘉田さんのように、時代や困難な状況に対してもしなやかに対応するための秘訣などをお教えいただますと幸いです。

 個人の問題も社会の問題であることを、利己的に響かないように訴える工夫と覚悟。逆に社会の問題も個人に大きく影響するということを、わかりやすく共感をもってもらえるように伝える。
​ そのためには、一人ひとりの人生の物語に耳を傾け、学び、一緒に出口を考えるような訓練をみんなでやっていきましょう!

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​最後に、当会及び当事者へのメッセージをお願いいたします。

 自分の問題は社会の問題、遠慮なく語りあいましょう。
 そしてなぜ自分がそのような困難に直面しているのか、日本の歴史や海外の家族のあり方など、一緒に広く、深く勉強していきましょう!

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​嘉田さん、当会へのメッセージ、誠にありがとうございました。