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離婚後の新しい親子の形として、オリジナルの共同養育を実施している経験者の声をご紹介いたします。
親子関係を保つために夫婦の葛藤を超えて手探りの状態から共同養育をした家族の姿から、日本版の共同養育・共同親権・親子交流の実現可能性を切り拓きます。

Vol.1共同養育パパ
(りつかパパさん)
子ども達に負担が少ない様にパパ、ママに毎日会える環境を作りました。
子ども達の幸せが親の幸せ!
(2020/9/23UP! )
Get In Touch
Vol.1 りつかパパさん
りつかパパさんは、日本では馴染みがない「共同養育」という制度をオリジナルで自分の家族のために実現した日本の共同養育実践者です。突然のお子さんとの連れ去り別居に遭いながら、長期間のお子さんとの断絶を乗り越えてお子さんの笑顔に叶う共同養育を実現するために、共同養育パートナーと協力しながら子どものための「共同養育」を力強く発信しています。これからの日本の共同養育に向けた目標やモデルケースともなりる、実際の共同養育までの道のりと、現在のりつかパパさんご家族の親子の過ごし方をご紹介いたします!

Interview conducted on Aug., 2020
<Contents>
01.りつかパパさん家族について
02.りつかパパさんの共同養育プラン
①離婚後もお子さんが父親/母親と平等に生活できる環境を整えた
②夫婦間の高葛藤がある状況から調停中に共同養育へとつなげた
③共同養育における父母間の考えの違いにも元夫婦で対応した
03.りつかさんパパへの Q&A
~共同養育を経た元夫婦間の有り方とは?
04.まとめ
01/ りつかパパさん家族について
主共同養育者: りつかパパさん ( T・I 様 ) 30代
りつかパパさんは、ご自身がお子さんと長期間引き離された経験から、2度と親子別離の思いをさせないために、共同養育を通して継続的にパパママで一緒の子育てを目指しています。
共同養育とは・・・!?父母が共同して子どもを養育することで、特に父母の別居後・離婚後も引き続き共同して養育することです。日本では離婚後の共同養育に関しては法務省のHPの「子どもに関する合意書」の他、自治体レベルで離婚時の共同養育に関する手引きをサポートしている地方もありますが、現時点で共同養育書の具体的な法案はなく、夫婦間での取り決めに依存します。
~りつかパパさん家族の毎日のお子さんの笑顔を守る共同養育のカタチ~
子どもと同居家族の家
共同養育 別宅

親権者パパ
さん

お子さん 小学生
(高学年と中学年)

←徒歩10分圏内→
共同養育パートナー
ママさん


離婚調停時に『共同養育をきちんとしてくれる事』を理由の一つとして、親権者となりお子さんを養育中。
主監護者であり、お子さん2人で同居中。
平日夕刻は学童もかねて夕刻までママの家
毎週金曜日はママの家で宿泊
共同養育を実践して、離婚後でもパパやママを子供たちが感じられる。
お互いに離婚後でもパパとママで居られる事を理解してこれからやろうとしてる親からすれば、
子ども達が笑顔になる事以上に大切なことなんて他にない・・・!!

02- ① / りつかパパさんの共同養育プラン
・離婚後もお子さんが父親/母親と平等に生活できる環境を整えた
<りつかパパさんの共同養育の一例>
・1週間ほぼ毎日パパとママとお子さんが会える環境を整えた。
・平日は、(カレンダー通り)学校から共同養育パートナー宅へ下校.
その後、共同養育パートナーは、お子さんに平日夕食をあげるところまで、見守りを実施.
(時間はりつかパパさんがが仕事を終えて迎えに行くまで)
・宿泊は毎週土曜日実施 もしくは都合に合わせて応相談.
・長期休みの場合も、子ども達とパートナー(母親)が直接 連絡を取り合い決める.
・連絡もiPadでLINEを自由にしている.
・離婚後も七五三など家族行事は皆で行っている。
~共同養育 週間 スケジュール 例~

『おかえり』って言える関係性が子どもにも別居親にも必要である。たまに会うじゃなくてどちらも帰る場所にしておかなければならない。面会ではなく学校からママ家に『下校』という形には、不安は付き纏うが、毎日の子ども達の笑顔が全ての不安をなくしてくれる。

02-②/ りつかパパさんの共同養育プラン
・夫婦間の高葛藤がある状況から調停中に共同養育へとつなげた
<りつかパパさんの別居と共同養育提案までの経緯>
①ママさんが警察に虚偽のDV相談をして、その日のうちにお子さんを連れ去り、りつかパパさんと子ども達の別居が始まる。
↓
②別居前は良好だった親子関係が、別居後は保護命令もあり、
接近禁止及び電話等禁止もあったので別居後8か月の間、
お子さんと全く連絡はとれなかった。
↓
③別居後8カ月は顔を見る事も声を聞くこともできず
お子さんは担任の先生に『パパと一緒に居たい』と、伝えていた。
りつかさんはお子さんの状況と思いを知り、自分のお子さんに会えない辛さに加えて、この問題を解決する決意をする。
↓
2018年12 月:
2018年 9月:
⑥高葛藤となりやすい離婚時の親権選択も、『共同養育をきちんと実施する事』を条件として、お子さんの連れ去りにあったりつかパパさんが親権を獲得した。共同養育については公正証書を締結した。
④SNSなどを介して、離婚に関わるフレンドリーペアレントルールや、共同養育の話を知り、家族関係改善のために4か月後、4回目の調停で元妻に提案した。
↓
⑤当初共同養育の選択肢を知らなかった元妻も話し合いを重ねて
前向きに検討するようになり、その後離婚の話し合いは共同養育を議題として、調停にて話合いが進んだ。その間、段階的にお子さんに会えるようにもなった。
2019年 9月:
2020年 9月:
現在共同養育を一年経過!
~共同養育への道のり~

保護命令を受けたても、親権者となることもあります。
生命、身体に危害を加える可能性があるから地裁は決定を下した保護命令を経て、 DV加害者とされた人間でも親権を持ち、このように、共同養育をしています。
虚偽DVで苦しんでる人は諦めないで下さい。
また、共同養育においては、子ども達が親の葛藤を下げてくれる事もあります。
それは子ども達がパパもママも大好きだから。
今では、子ども達は金曜日にママの家に行くことをとても楽しみにしています!

02-③/ りつかパパさんの共同養育プラン
・共同養育における父母間の考えの違いにも元夫婦で対応した。
共同養育で、子どもに関する意思決定(習い事、行事の参加、子どもの成長過程に合わせた一人でのお出かけなど責任の所在)はもめ事になりやすく、離婚時の葛藤を乗り越えてもその点が共同養育の不安として挙げられています。しかし、りつかパパさん夫婦では、子どもに関する情報共有をは全て共有し、小さい事を気にしてはギクシャクしてしまうので、気にしない様にする、またあくまでも、共同養育をする目的は『子ども達』なので、子ども達のサポートが第一との共通認識を設けて、子どものために、夫婦の過去の問題を努力で乗り越えました。現在も計測的に安定した共同養育を実施しているルール3点について伺いました。
基本ルール①:ルールを設けない事をルールにしました!
⇒子どもと一緒に居る親に全ての選択肢を任せる。子どもの意思を尊重する。、等
お互いの悪口は言わない、等。
基本ルール②:習い事に関するルール
⇒子どもの習い事、進学については子どもの意思を尊重し、サポートするので、親同士での意見の相違や小競り合いは現在までに起きていない。
基本ルール③:金銭面に関するルール:
⇒一緒に居る時の親が子どものために負担している

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私と元妻の間に産まれた2つの命は共同養育を経て、笑って育っています。今の制度で心は救えない。 心を救えるのは心です。
子ども達の幸せが親の幸せ!

03 / りつかパパさんへのQ&A
~共同養育を経た元夫婦間の有り方とは?
Q: 夫婦でいたときと今のパートナーとの関係性はどのように変化しましたか?
⇒子どもを間に挟めばパパとママであるが、プライベートには干渉しないので楽な関係。子どもを安心して任せられる唯一の他人。

Q: お子さんは、家族として暮らしているときと今の共同養育でどのように変わりましたか?
⇒別居時は一度も会っていないのでわからないけれども、ママの家で〇〇して遊んだ! 〇〇を食べたよ!など、両親に気を遣わずに様子を話してくれるようになった。

Q:共同養育中の今のお子さんの様子はいかがですか?
⇒下校時はママの家に帰るのが当たりまえになっている。たまに自宅に下校する予定の日でもママの家 に帰ってしまうことがあり、父親としては微笑ましい。

Q:これからの共同養育希望者に向けたアドバイスをお願いいたします。
⇒これからの未来は共同養育が主体になると思います。 2人の親からの愛情を受ける権利が子供にはあります。 私達が優先するのは子供の意思の尊重です。 子どもが自ら会いたいと思わなくてもいいくらいに、別居親との連絡と面会は密にする、それが共同養育の基本だと思います。 次に、相手と子ども達が一緒に居るときの事は、 干渉しない。子供たちとパパ(ママ)との時間を 尊重する。 泊まりたいと言ったときは快くいってらっしゃいをする。
うちの場合ですとルールを設けないことが、成功につながっています!

問題が起きた夫婦には、葛藤を下げる事も重要だと思う。
それと同等に同居親に共同養育への選択肢を与え、別居親に親としての責任と自覚を与えなければ、子の利益や未来に繋がらない。
離婚後も変わらぬ親子関係を築くには【共同養育】だと毎日感じています。

04 / まとめ
共同養育におけるりつかパパさんのご経験を拝見すると、共同養育に至るまでにはどのような夫婦間の葛藤があろうと、お互い(父親・母親)が自分よりも子どもを大切に思う気持ちがあれば、夫婦間の努力やルール次第で、共同養育は実現可能性があると言えますし、実際に諸外国では取り入れている制度です。現実的には、日本の共同養育実現に向けては、子どもの生活を維持する上で、片親の意向のみを尊重したり、住居間の移動や不安定さを理由に積極的な行政からのの共用養育への介入が少ない状況です。反対に、りつかパパさんの共同養育では、それらの理由が悪影響であるというよりも、「母親の家にいくのを楽しみにしている」「共同養育を経て、笑って育っています」というところからも、離婚を経た子どもにとって共同養育を経ることがお子さんが両親から愛されて育つお子さんのためのシステムであることも推察されます。
りつかパパさんは、「1人でも多くの子どもがパパからもママからも愛情を感じれる日本にしたい」と言うお気持ちで、今回ご自身の経験を教えていただきました。りつかパパさん、お忙しい中貴重な共同養育に関する内容をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
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